LSD

処方箋No.415




Labrinth, Sia & Diplo Present LSD - LSD
2019年
Keyword:POPS, Hip Hop, Abstract, Future, Electro Pop
Valuation:☆☆☆

1. Welcome To The Wonderful World Of
2. Angel In Your Eyes
3. Genius
4. Audio
5. Thunderclouds
6. Mountains
7. No New Friends
8. Heaven Can Wait
9. It's Time
10. Genius (Lil Wayne Remix)

Bonus Tracks:

11. Audio (CID Remix)
12. Genius (Banx & Ranx Remix)
13. Thunderclouds (Lost Frequencies Remix)
14. Thunderclouds (64-Bit Version)

 文字通りのLabrinth、Sia、Diploの3人によるコラボ・ユニット。

 ↓review↓
1. Welcome To The Wonderful World Of

 LabrinthとSiaによる美しいコーラス・ワークの後にDiploの分厚いリズムが入ってくるオープニング。その後も楽園っぽい音と掛け声等が入って空想世界への入り口を想起させる展開になっている。

2. Angel In Your Eyes

 全然Diploらしくない出来で少し拍子抜けするけど、あまり飾り気のないシンプルなメロディ・ラインを淡々と2人が歌っているのがある意味LSD印?可もなく不可もなく。

3. Genius

 LSDのデビュー曲。Hip Hopの分厚いリズム隊に癖がありまくりのメロディが炸裂する。今をときめく3人の知恵の結集ということでインパクトはすごいけど、個人的にどうも好きになれない。1度聞いたら耳を離れないメロディ・ラインとDiploの曲構成はさすがではあるけど。

4. Audio

 2ndシングル。次世代の新しいポップスとはどんなものかと思う時に、こういう曲を待ち望んでいたと言っても過言ではない。1つ1つが真新しいという訳ではないけど、王道メロディと、サビはボイスSEで展開させており、ドリーミーかつSia、Labrinthの見事な掛け合い、Diploによって変則だけど心地よいリズム隊、まだLSDは始まったばかりだけど(この先続くかどうかは不明だが)、これこそLSDの真骨頂といえるネクストレベルのポップスだと思う。素晴らしい。

5. Thunderclouds

 3rdシングル。「Genius」、「Audio」の流れからいくと急に古き良きポップスに逆行してしまったかのような、ダウンなリズムと余計な上物はほぼ登場しない。ただ、そこは人とは違う3人なので、妙に耳に馴染む。シンプルでコンパクトにまとめてあって、「Genius」よりはまだ好きかも。

6. Mountains

 こちらもシングル扱い?遊び心があるボーカルにアクが強くない音構成だけど、バックではインダストリアルな音を鳴らしていたり、一筋縄ではいかない感があるけど、こちらもあまり・・・な内容。

7. No New Friends

 「Mountains」同様、アルバム発売後のシングル・カット?変則からの4つ打ち、流麗なメロディを2人が伸び伸びと歌う、シンセとそれに対比する生楽器との音の構成比がかなり絶妙な1曲。全員合唱間違いなしのサビも覚えやすいし、これはなかなか好き。

8. Heaven Can Wait

 Diplo色が強いリズムと低音がいかにもだけど、Sia単体が好きな人にはいいかも。ソウルフルに歌いあげるのには圧巻といえるけど、Labrinthは控え目だし、個人的にとりとめてこれといってな内容。

9. It's Time

 ノンビートでピアノの伴奏とボーカル、コーラス・ワークのみで聞かせる。Diploが好きな身としては惹かれる曲ではないかもだけど、こういうアレンジを難なくこなすDiploはやっぱりすごいと思う。もちろん、後の2人のアイディアも盛り込まれているのは確かだけど、やっぱりディレクションの部分ではDiploが主導していると思うので、アルバムのエンディングにこれは絶妙だと思う。

10. Genius (Lil Wayne Remix)

 オリジナルとアレンジはほぼ一緒だけど、Lil WayneのRapとSE等が少し追加されている。元々の癖のある内容が内容なだけに、どちらかといえばこっちのRapを追加した方が曲としては逆に角がたって良くなったかもしれない。それはお好みだと思うけど。

Bonus Tracks:

11. Audio (CID Remix)

 なかなか良く出来た4つ打ちRemix。オリジナルのドリーミーさをより昇華させて、BPMも当然あげており、サビでは独自のメイン・シンセを使っていたりで、難しいオリジナルをよくここまでうまくまとめられたなと感心する。当然オリジナルが圧倒的な出来なのでそれには劣るけど、フェスや箱では映えるかもしれない。

12. Genius (Banx & Ranx Remix)

 レゲエな雰囲気を漂わせながらもダンスホールというか、途中から忙しないリズムに変わったりTrapぽくなったりと、何となくあまり良さが解らない。Major Lazerぽいかと言われてみればそうかもしれないけど、あまり・・・。

13. Thunderclouds (Lost Frequencies Remix)

 トロピカル・ハウスの2番手、Lost FrequenciesによるRemix。最初聞いた時はあまり気にもとめなかったけど、オリジナルより高めのBPMに、繊細なシンセ、西部劇っぽいキーボードのソロがあったり、非常によく作りこまれている。短いのが少し残念かも。

14. Thunderclouds (64-Bit Version)

 ・・・?


 嘘か真か、インタビューでDiploが、元々はSiaとLabrinthのコラボで全然参加する気がなかったけど、途中から面白いと思って自身もユニットの中に参加することを決めたと語っている。アルバム曲を聞くと、特にそれが顕著に現れているように感じる。ちょっと斜め上のPOPSを目指しているのかなとも思うけど、Diploが加わることで無限の可能性が追加され、それがどんどん面白く進んでいってこのアルバムが完成したのだと思われる。Diplo大好きな自分にとっては「Audio」みたいなのを期待しすぎたせいで後は肩透かしになってしまったのだが。それでも、こういう方向性、CDの帯にもある奇天烈ポップ・ワールドというものをうまく表現できているのではないだろうか。

スポンサーサイト



コメント

非公開コメント