Missing Pieces EP

処方箋No.411




V/A - Missing Pieces EP

2002年
Keyword:Progressive Trance, Progressive House
Valuation:★★★★★

01. Tilt - I Dream (Tilt's Resurrection Mix)
02. Salt Tank - Eugina (Leama Mix)
03. Miro - By Your Side (Original Mix)
04. Tilt - Invisible (Tilt's Supernatural Dub)

 プログレの名作を連発し続けていたLost Languageからの幻のEP。

 ↓review↓
01. Tilt - I Dream (Tilt's Resurrection Mix)

 パーカッシブなイントロを抜けて力強い4つ打ちがスタート。そこにテクノっぽいシーケンサーが入ってきて永延とループさせるという、いかにもTiltらしいトランス。元々は95年のTiltのデビューシングルで、「Invisible」のシングルにカップリングとしてセルフRemixしたものがこの曲だと思う。原曲しっかり聞いてないので違ってたらスミマセン。

 Tiltは当時売れっ子のAndy Moorが加入したせいでおかしくなってしまって1度空中分解してしまったのが残念すぎるけど、個人的にはこのオリジナル・メンバーで作ってた曲も結構好きだったりする。Parks & WilsonにJohn Graham (a.k.a. Quivver)が加わることで、ダークながらもどこかメロディアスなメロディ・ラインを奏でるのが良かった。11分オーバーの大作でブレイクも何回かあるけど、あっという間に過ぎ去る。

02. Salt Tank - Eugina (Leama Mix)

 CDでのフル収録は唯一このEPのみだと思う。一応Leama Mixとなっているけど、Andy MoorもAdditional Productionとエンジニアとして参加している。

 例のメロディ・ラインがオリジナルよりもグッと落としたBPMでゆったりと奏でられ、そこからリズムが徐々に登場し、激美しいプログレッシブの旅が始まる。どこか悠久の、オリエンタルな雰囲気を携えながら、ゆったりと、それでも確実にリズムを刻んでいくのが素晴らしすぎる。Leama & Moorの原点ともいえるRemixで、オリジナルの南海楽園系の音もたまらなく好きだけど、この音は好きを通り越してもう胸が苦しくなるくらい。Leamaの限りないドリーミーさにまだアクが強いAndy Moorベース・ラインも採用されておらず、すさまじくGroovyなベース・ライン、途中の長~いブレイクもプログレの深海を潜っているかのような展開で、12分オーバーをまったく長く感じさせない作りは今聞いても脱帽ものである。

 よっぽどのことがない限りは復活する可能性ゼロのLeama & Moor。Remix Worksのコンプリート作品とかCDで出してくれたらイイのだけど・・・。

03. Miro - By Your Side (Original Mix)

 当時のHooj系らしい、TiltとかThree Drivesと同系統の音使い。派手すぎず、でも美しく展開していくトランス・シンセに儚いフィメール・ボーカルが乗っている。これはこれで単体で聞くとすごくイイ出来なんだけど、前曲が大作すぎてどうしても霞んでしまう・・・。

04. Tilt - Invisible (Tilt's Supernatural Dub)

 Andy Moor加入前のTilt史上最大のヒット曲。Tiltにしてはかなりメロディアスで、それもそのはずこの曲にはPaul van Dykが参加しており、トランス・シンセの華がある感じとかはPvDの影響が色濃く出ている。これはDubなのでボーカルが入ってないけど、オリジナルの方にはPerfecto等で活躍していたDominique Atkinsのアンセムティックなボーカルが入っている。フルが12分オーバーでこちらのDubは9分とちょっと寂しいけど、これはこれで4人の知恵の結集が存分に楽しめる。


 Lost Languageというレーベル名もイイけど、そこから「Missing Pieces」という作品を出すのとか、グッとくる。これはDL販売世代にとっては解らない感覚だと思うけど、懐古ばかりになるけど、この当時はホント夢があって良かった。

スポンサーサイト



コメント

非公開コメント