WILL I / FLY

処方箋No.409




ONO - WILL I / FLY

2003年
Keyword:Progressive House, Ambient, Future Jazz
Valuation:☆☆☆

1. WILL I (JOHN CREAMER & STEPHANE K REMIX)
2. FLY (ROB RIVES REMIX)
3. WILL I (CREAMER & K AMBIENT MIX)
4. O'OH (NUSPIRIT HELSINKI REMIX)
5. DEATH OF SAMANTHA (PORCUPINE TREE REMIX)

 ONO名義だけど、YOKO ONOさんのシングル。

 ↓review↓
1. WILL I (JOHN CREAMER & STEPHANE K REMIX)

 安定の淡々としたリズム隊にループされるプログレな低音シーケンサー、リズムを徐々に重ねていってこれまた安定のCreamer & Kシンセが被さってくるという暗黒のProgressive House Remix。そこにOno Yokoによるナレイションがずっと続いており、オリジナルは全然知らないけど、Creamer & Kによる暗黒ワールドがどこまでも広がっていくのがツボすぎる。どういう経緯でこのRemixが実現したか解らないし、Yoko Onoもよくこれをリリースしたなぁと思ってしまうけど、さすがのネイムバリューのせいかCDシングルで出してくれたのは嬉しかった。2003年のリリースで円熟期のRemix Worksですごくイイのだけど、ちょっとアクがないというか、いつもの強烈な中毒性がないので少し物足りないかも。

2. FLY (ROB RIVES REMIX)

 イントロだけ聞くとホラー感丸出しで、音響系の危険なエフェクトの中でYoko Onoのナレイションが怪しさに更に輪をかけており、何だこれはってなる。悲鳴のような声が聞こえたり、相変わらずナレイションで意味深に語り続けたり、そしてGroovyなベースがうなってきて、ようやくリズム隊がスタートする、とんでもProgressive House Remix。その後もイントロのホラー感を登場させつつも狂った祈り声のようなコーラスが入ってきたりトライバルな印象も受け、目当てはCreamer & KのRemixだけど、この強烈さで遥かにこちらの方が胸にグッとくる。とにかく凄まじいの一言。こちらもよくリリースしたなぁって思ってしまう。

3. WILL I (CREAMER & K AMBIENT MIX)

 低音シーケンサーと僅かな上物、Yoko Onoのナレイションのみのアンビエント。ループが基本なので空間的なアンビエントを想像すると全然別物だけど、Creamer K流の解釈と思えばそうやって聞こえる。かも。「Fly (Rob Rives Remix)」が強烈すぎて、ちょっとあっけなく聞こえてしまうのが残念。

4. O'OH (NUSPIRIT HELSINKI REMIX)

 やっとまともな歌物というか、ボーカルがちゃんとあってそこに人力ブレイクスなリズム、ほとんどが生音で構成されているジャジーなRemix。こういうのだったら何となく納得できるというか、らしいなって思うけど、やっぱり↑の人選は謎。オリジナルが未聴なのでどれくらい音が変わっているかは解らないけど、普通のYoko Onoファンならここら辺がギリギリ許されるラインではないだろうか。

5. DEATH OF SAMANTHA (PORCUPINE TREE REMIX)

 アコギが主体の、そこにピアノやギターの音を僅かに重ねたブルース。これなんかはオリジナルに近いと思う。個人的には全然ピンとこないけど。


 どういうターゲット層を狙ってリリースしたのか解りかねるけど、コアなファン向けアイテム。鬼トライバル、暗黒プログレ好きならイイと思う。ただ、後半はオリジナル寄りになっている、と思われるので、案外どちらにもセパレート出来るようなバランスがとれたシングルなのかもしれない。

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